ふたつの名刺入れ。
昨日名刺ケースを買った。ずっとおしゃれな名刺ケースがほしくてさがしてた。
いろいろ見てみたがこれといった物にめぐり合えなかった。
さがし疲れて最後に入ったお店でブルーのレザーのケースを見つけた。
なかなかデザインも良かったのでそれにきめた。
探し疲れて帰宅。
さむさでかじかんだ手をヒーターであたためた。
少したって彼が帰宅。
寒いね・・。
ほんと寒いね・・。
今日ね名刺入れ買ったの・・。
ほんとに?
気が合うね。
俺も・・。
彼がポケットから無造作に袋を取り出した。
はい、これ。プレゼント。そんなにいいのじゃないよ・・。
開けてみて。
なんだかうれしくてうれしくて急いで袋を開けた。
きれいなリボンが付いたきれいな包み紙を丁寧に開けた。
シルバーにオレンジのレザーの細工がしてあるステキな名刺入れがでてきた。
ありがとね・・。
私こっちを使う。
こんなのがほしかったの・・。
ほんとうにそうだった。
彼はなんでも知っている。私の事を。私の心も。
私の喜ぶ事も。私の悲しむ事も。
結局今日も彼が私がほしい一番の物を見つけてきてくれた。
いそいで名刺を入れてみた。
もう入らないっていうくらい。
彼が笑って見ている。
ありがとう。
うれしくて、せつなくて、涙がこぼれた・・。
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