冬空の気持ち。
昨日は久しぶりに着物をきた。
せっかく着たのに着物にはふさわしくない気分だった。
さもない事から言い合い。
まったくめでたくない。
私も彼も傷つく言葉をならべあげた。
傷つけるから自分も倍傷つく。
そして疲れた。
お腹がすいて停戦申し入れ。
久しぶりに百里に行った。
私は着物に羽織。
彼はパーカーにジーパン。
なんともおかしな組み合わせだ。
ブティックのガラスに映る二人はクラブのママがイマ時の男を同伴してる風だった。
無言で歩く。
知り合いに会い「おめでとうございます」などと二人で笑ってみせる。
無言で歩く。
到着。
新そばとてんぷら、おつくり、などなどオーダー。
僕が運転するからとお酒を進めてくれた。
では遠慮なしに・・。
ぐいぐいいった。
ほんとにクラブ「アンナ」のママになっていた(笑)
彼がうまいから食べたら・・。とすすめてくれたおつくりが美味しかった。
ガツガツいった。
子供みたいになっていた。
彼が笑っていた。
私も笑った。
空腹にすくわれた。
帰り道、風が強くて彼の背中に隠れた。
振り向きながら彼がわらってる。
着物の裾をなびかせ寒いと文句言う。
彼がそっと手をさしだす。
もっと背中にくっつけと。
照れくさくて手をどける。
背中に隠れながら、「ごめんね」と。
わざと風音で聞こえないように・・。
でも、背中から聞こえてきた。
「俺も」・・。と。
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